インピンジメント症候群(肩)


インピンジメントとは日本語では「挟み込み」や「衝突」を意味します。

肩の一部の骨に筋肉(腱板)が挟まって痛みが出ていますよ、というのがインピンジメント症候群です。

 

原因

オーバーユース、使い過ぎによる炎症

インナーマッスルの低下

身体が硬い

アップ不足

 

治療

一番に投球を中止し炎症を抑えていきます。

肩関節、肩甲骨の可動域をよくするために当院では「肩コンディショニング」を行います。

肩関節内の炎症が強い場合は無理に可動域を出すことはせずに炎症の起こっている筋肉や腱、関節に超音波や鍼灸治療でアプローチします。

 

炎症が引いてきて可動域も獲得できて来たら、インナーマッスルトレーニングを開始します。これをしていないと痛みが取れて復帰をしても再負傷の確立が高くなります。

あと、ストレッチも重要です。投げる、打つ、叩く動作は肩だけで行っているわけではありません。体全身を使って肩や腕、手首に力を伝えているので、肩の柔軟はもちろん、股関節も重要ですし、脊椎の可動性も獲得しなければなりません。

 

 

炎症が一度起きてしまうとなかなか痛みが取れにくくなる疾患の一つですが、柔軟、筋肉を鍛えれば再発しにくくなりますので、治療と合わせてリハビリ、ストレッチを頑張りましょう。

スポーツの肩の痛み
インナーマッスルのトレーニング